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寿限無

やぶらこうじのぶらこうじ

推しが笑顔で飯がうまい話

本当の年の瀬に、今年の夏ごろから書きたかった話を2016年を振り返ってという名目で書こうと思います。

 

今年はわたしの大好きなグループやユニットが節目の年を迎える一年でした。

まずは*pnish*。パニッシュと読みます。四人組の演劇ユニットです。結成15周年ということで、初めてハピパニという結成記念日お祝いイベントに参加しました。ハッピーバースデーパニッシュ、略してハピパニ。

土屋佑壱推しなのでどうしても目線は彼に釘付けになってしまうんだけれど、ステージでスポットライトをあびてダンスをする彼の姿がとても格好よすぎて、あぁこの空間に立ち会えてよかった、としみじみ考えて泣きかけました。かっこいいんだわ、やっぱ、ステージでスポットライトをあびて笑うそのキラキラした姿が。あの笑顔がたまらなく好きなんですわ。仕事を半日休んでスーツのまま都内までかけつけて良かったと思った。出来る限り、一日でも長く、ステージに立つ姿を見ていたいと本当に思った。ダンスが終わる頃にはメンバー全員の息があがってしまい、適当な言葉で観客を笑わせて盛り上げるところも好きです。

お祝いイベントならではの、過去作品で登場したキャラクターがかわるがわる登場したり、過去作品の曲やダンスもあったりの盛りだくさんな内容にもうるっときました。もともと涙もろいんだけど最近は特にひどいです。あの、詳細はファンの人にしか伝わらないんですけど、小学生の格好をしたメンバーが初音ミクのオリジナル曲にあわせて踊るやつがあるんです(おっさんが小学生の格好ってどういうことだよと思われるかもしれませんが、パニッシュは定期的に小学生の格好をして「ともだち○こ!」とはしゃいだりします)。あれでね、わたしは泣きました。初めて観に行ったファンイベントで踊っていたダンス。当時、午前授業が終わってすぐに、制服のまま青山円形劇場にむかいました。初めて四人と握手をして、握手をしたその手を見つめながら劇場を出ました。想像よりも背が高かった大樹っちゃんのサイズ感や、全力だった森山さんの肌が汗でテカっていたこと、わっしーの「ありがとう、本当にありがとうね」という声と目のあたたかさ、緊張しすぎて土屋さんの顔をほとんど見られなかったのにきらきら眩しかったこと。ロビーでセインカミュさんを見かけたことも覚えてる。

そういうものすごく思い出深い公演の中でも、特に初音ミクの曲にあわせたダンスが印象的で。あれから7年経った15周年の今日、もう一度見られたこと。わたしはずっと彼らが好きだったんだなぁ、これからも好きだなぁとおもって、盛り上がる観客のなか一人でさめざめ泣きました。

在宅ファンだった期間を含めたって彼らが活動している約半分の時間しかファンをしていないけど、確実に歳を重ねている四人の、ダンス終盤になるにつれて息があがって振り付けがぜんっぜん合わない酷さに本人らが笑ってしまう程度にはおっさんな四人が一緒にステージに立っていて、それを見られる「現在」があることのありがたさ。とんでもないことです。

 

もうひとつは、TEAM NACSの20周年。これはね、あんまり説明しなくていいかなと思うんだけど、北海道の演劇ユニットです。彼らの所属するoffice CUEが二年に一度、北海道で開催しているイベントがあります。通称ジャンボリー。今年初めて参加しました。

そこで、メンバーの音尾さんが作詞作曲をした「ぼくらのキセキ~five goes on~」という歌が披露されました。ナックスの今までの公演タイトルを歌詞に織り混ぜた曲。タイトルを織り混ぜながらも、グッとくる歌詞で。歌う五人の後ろには、彼らの大学時代からの写真が流れるわけですよ。それで「あの日の空をまだ覚えているだろ」「ぼくら五人 心ひとつだから」とか歌われるわけですよ。もうね、泣くじゃないですか。泣かないわけないじゃないですか。わたしがナックスを好きになったのはパニッシュより最近の話だし、本公演も見に行けていません。それでもDVDで見た過去作品の映像が脳裏に浮かんでは消えていって、今のメンバーが五人みんなで大きなステージに立って目の前にいる。自分も、前回はパソコン画面越しに参加していたイベントの空間に「いる」んですよ。これってツイッターでよく見かける言葉を使えば「まじ尊い、やばい、むり、まって」。

ちなみに20周年を振り返るイベントでもこの歌が披露されて、わたしはまた泣かされました。そんな歌詞が見られるリンクを貼りたいところなんですが、うたまっぷとか問題無さそうなところには不二先輩しかいなかったのでみなさんご自身で探してください。あとCD買ってください。

 

ほかにも劇団BQMAPが25周年を迎えたり(舞台に見事な御輿が登場して驚きました)、いろいろありました。

わたしが2016年に強く実感し続けてきたことというのは、「好きな物事の現在があることのありがたさ」なんですね。えぇ、よくある話です。わたしは最初からありがちな話をしています。

特にパニッシュは本人たちがことあるごとに「ここまで続くと思わなかった」「真剣に解散しようと考えていた」と口にする機会が増えているので、15周年は本人達にとってもすごいことなんだなぁと思わされます(不仲だったことを話すようになったということは、現在はそこまで深刻じゃなくなったんだと思いたい)。ナックスだって公演の度に「解散スレスレの大喧嘩」をしてきているわけだし。そのほかにも怪我や病気、ライフイベント等、活動をやめる(やめなければならない)タイミングは日常生活にごろごろ転がっている。それはファンである私たちだって同じことで、ファンをやめなきゃならなくなる出来事がいつ起きたっておかしくない。それをギリギリのところでなんとか避けながら、やっと現在がある。これって奇跡みたいなことだと思うんです。月並みな言葉ですけど。すごいことだなぁと思うんです。

好きなものがいつまでもそこにあると思っちゃいけない。好きなものをずっと楽しめると思っちゃいけない。ある日突然なくなってしまうかもしれない。ある日突然嫌いになってしまうかもしれない。

だからこそ「今」が尊くてありがたくて泣いてしまうし、「未来」を語ってくれる頼もしさにも泣いてしまう(「ナックスは80歳になったら解散する、それまでは続ける」「僕はとにかくメンバーとの縁を切りたくない、ナックスを続けることだけを考えてきた」という森崎リーダーと洋ちゃんの言葉はずるい)。好きな気持ちを実感させてもらえることはとても幸せなことです。

 

なのでわたしは2017年もたくさんの好きな物事を楽しみたいし、好きな人たちが一日でも長く活動を続けられるように、私生活を犠牲にしない範囲でファンをやっていこうと思います。

そろそろ風呂にはいって、蕎麦を食べようかな。