寿限無

やぶらこうじのぶらこうじ

日記よせあつめ

ツイッターは日常との距離が近いので、気を付けないと書いたらまずいところまで書いてしまいそうになる。もしくは書いていないつもりでも、複数のツイートをあわせて見るとモロ見えだったりする。このブログも「はんだ」の名前でやっているので、「はんだ」の範囲の話はどこまでだろうと考えたりする。

で、けっきょく、面倒くさくなったので、ここ数ヵ月の間にあったことや感じたことを箇条書きで、日記のよせあつめとして記事に残しておこうというやつです。

 

 

・深夜11時近くにパチンコ屋の裏道を通ったら、ゴミ出しと掃除?をしている20代女性と30代男性の店員さんがいた。しんとした夜の中で小さく穏やかな声色で楽しそうに話をしながら作業をしていて、いいなぁ一度くらい深夜バイトをしてみたかったなぁと思う。ずっと、夜の活動時間に対する憧れみたいなものがある。わたしは夜に寝ないとダメな人間だということがわかりきっているので、夜勤の仕事になったら死ぬんだろうけど。

 

・実家を出たら夜遊びがしたい。都内で終電の時間も気にせず飲みたいだけ飲んで、だべって、誰かに迷惑をかける前に漫画喫茶とかそこらへんのホテルで寝たい。それで翌日のだるさに後悔しながら「やったった」と満足するまでがワンセットだ。想像のなかでの夜遊びは、大晦日に夜遅くまで起きていることが許された時のようなワクワクに似ている。

という夢を抱きながら、実家を出たら「何時に帰ってくるの?」「ご飯はいるの?」という母親からのラインが恋しくなるんだろうな、と待受のライン通知をすべて取っておきたい気持ちになる。煩わしくおもう時があってごめん。感謝してます。

・とりあえずはやくSMバーに行きたい。

 

・サボンの新商品が気になったので店頭で手にとってから、スクラブで床がぬめって怒られたことを思い出して買うのをやめた。ぬめり防止でマジックリンを吹き掛けると香りが上書きされてガッカリするんですけど皆どうしているのか知りたい。

 

 

・開演まで30分を切ったタイミングでマクドナルドにかけ込んでテリヤキハンバーガーを食べる。ファストフード店をファストフードとして使っている、と一人でニヤニヤする。数日後に肌が荒れることをすこし気にしながらポテトまで食べた。重い。

・学生の頃の夢は「気になった舞台をふらっと観に行ける生活がしたい」だったので、それが実現していてとても嬉しい。なによりも今日の推しも最高に輝いていた!!人生は幸せだ!!

 

・GOOD DESIGN Marunouchiで「ギュッと抱き締められる墓石(http://www.joen.jp/lp_and/)」を見た。わかる。なんて素敵なんだ。これを作った人も、実際に購入可能なところもすごい。すごくいい。わたしも家族が亡くなったら抱き締めたい。この墓石の需要があるということは、わたしのこの感情はだれかと共感できるものなんだという嬉しさがある。

・近いところで言えば、母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。 (BUNCH COMICS) はタイトルでめちゃくちゃ共感して読んで、始終泣いてしまった。

・遺骨を食べたいという思いは気持ち悪がられる話だと思っているから、わたしは今まで誰にも話したことがない。だから、数年前の彼氏に「わたしが死んだらどうする?」という面倒くさい女がするような(この質問をすることで面倒くさい女になる)ウンザリな質問を投げ掛けたら、「両親に土下座して遺骨をすこしもらって、部屋で食べる」と返ってきたときは言葉を失った。しかも本当にやりそうだった。言葉にしていないのに、わたしとこの人はとても近いところにいると思った。近いところにいる人と手を繋いでいる安心感。数年前の話です。

・静岡のホテルで目的もなく見ていた番組で、平野レミさんが「お父さんの遺骨を食べた」という話をしているのを見て、安心する朝があった。

 

・ドンキで580円で売っていてるクロレッツがコンビニだと780円とかで超びっくりした。美味しいコーヒーが100円で飲めるのに、コンビニは不思議な場所だとおもう。

 

・一週間前にひとりで歩いた阿佐ヶ谷駅周辺を彼氏と二人で歩いた。相手が足を止めるものがことごとく一週間前のわたしと同じで嬉しい。外装に惹かれて入った、年配夫婦がやっている喫茶店のモーニングがあたたかかった。コーヒーもおいしい。しかも安い。また来たい。しかしわたしは極度の方向音痴なので、ひとりでは二度と辿り着けないだろう。ここに来るときはきっとまた二人だと思いながらチーズトーストを頬張る。

・「ひとりだと辿り着けない場所」と表現すると夢見る少女が道に迷いこむ系の小説にありそうないい話っぽくなるので方向音痴のみなさんに使ってもらいたい。

 

・学生時代のわたしはどうしてあんなに文章を書いていたんだろうと考えて、文章を書くことがきもちよかったなと思い出した。毎日一時間は携帯でポチポチやっていた。その体力がなくなったなぁ。どうにかしたい(漠然)

 

・湯船につかりながら、時間も水道代も気にせず身体を緩ませられるこの時間はまさに幸せの象徴だなと噛み締める夜。